2023.06.22
おコメ食べて笑おうプロジェクトは、6月22日(木)、茨城県「朝日里山学校」で行われた全農主催の「田んぼの生きもの調査」研修会に参加しました。
全農では、生きものと直接触れ合う体験を通じて、水田が果たす多面的機能を深く理解し、日本のお米を食べることの意味を国土保全や生きものとの共生の観点から学ぶことを目的として、2006年度から「田んぼの生きもの調査」に取り組んできており、参加人数は延べ33千人を数えます。
当日は、実際に田んぼに入り、タモ網で水面にいるコガムシやミジンコ、土の中のイトミミズを探したり、水路や畦でトンボやバッタなどを捕まえました。捕まえた生き物は白いバッドに入れて、種類や名前を図鑑で調べて調査シートに記録しました。
講義では、農と生きもの研究所 代表の谷川先生より田んぼの生きものと接する意味や農業と生物多様性の関わり方について、お話しいただきました。
以下、参加者のコメントです。(一部抜粋)
「田んぼ」という小宇宙の中で、見ることの出来ない微生物を起点に目視できる水生昆虫、両生類、鳥類など様々な生物の繋がりから「米づくり」が成り立っていることを改めて実感できたと共に、農業が環境を保全し、生物多様性の維持活動を担っていることの再認識が出来ました。引き続きこの活動に参画していきたいです。
(株)エドウイン
食と生態系について考え、学ぶことのできるとても貴重な機会でした。日常的に田んぼは見ていますが、実際に入ることや生物調査をすることは今までほぼありませんでしたので実際に参加させていただいて、米の生産には多様な生物が関わっていることを学ぶことができました。この活動を今後普及させていくことで、生態系の保全や日本の農業について考えるいい機会になると感じました
NTT東日本(株)
虫や草花などの野生の生き物は、東京でこれほど触れられる機会はないでしょう。生き物と接することで人としての視野や視座が広げられることを思うと、広く子供に体験してもらう価値のある内容と思いました。また生き物と触れることをきっかけに、田んぼの中の生態系の繋がりや、多面的機能についても学びのきっかけがあると、田んぼ自体への興味や愛着へ繋がるのではと思いました。
(株)kurkku alternative
田んぼに入り生き物と直接触れ合うという貴重な体験を通じ、「食」と「自然」のつながりを実感することができました。自然の支えがあってこその「食」であり、「農業の大切さ」「米の価値」についても改めて気づかされました。より一層深い関わりを理解し、私自身も発信者の一人になっていければと思います。
(株)ぐるなび